2019年7月 1日 (月)

教会だより7月号

環境と生活

  司祭 セバスチャン 浪花朋久

 皆さんは、プラスチック問題をご存知でしょうか。例えば、魚が海に流されたプラスチックを餌と勘違いして食べてしまい、更にプラスチックを食べた魚を人間が食べることで、マイクロプラスチックが私たちの体内に取り込まれてしまう、或いは、土に埋めたプラスチックのせいで土壌が汚染されてしまうことなどです。このようなプラスチックが原因となる環境問題は、待ったなしの深刻な状況となっています。

 20世紀に入り、教会はある学者から、人が自分のために自然を搾取することが神様の意志であることから、「環境問題の原因がキリスト教にある」と批判されました。教会はこの批判を真摯に受け止め、旧約聖書『創世記』に記されている人間が「神の似姿」であることに立ち返り、人間と自然界との共存を意識していくように変わろうとしました。しかし今日になってプラスチック問題が話題になっているということは、私たち人間が、神様から義務付けられた自然の管理を蔑ろにしているということになるかもしれません。

支配と管理

 旧約聖書『創世記』第1章に記されている天地創造の物語において、神様は人間をご自分に似せて創造された後に、次のような言葉を語られています。「産めよ、増えよ、地に満ちて地を従わせよ。海の魚、空の鳥、地の上を這う生き物をすべて支配せよ。」(1:29)。人間は、神様から自然界を「従わせ」「支配する」ことを義務づけられました。ここでいう「支配」とは、独裁者のような「支配」ではなく、支配を受ける側の世話をするという意味があります。つまり人間は、神様の代わりに自然界を「管理」することを神様から与えられているのです。

神の似姿

 私たち人間は、天地創造の物語にあるように「神の似姿」としてこの世界を歩んでいます。神様が創造されたこの世界を管理できるのは、人間だけに与えられた恵みです。そして「神の似姿」である私たちには、神様の代わりとなってこの世界を美しくできる力も与えられています。個人でできることには限りがありますが、ゴミの分別に気をつけるなど、小さなことからこの世界を美しくしていけるように歩んで参りましょう。

2019年6月30日 (日)

7月の礼拝・行事予定

 1日(月) 9:15 保育園誕生日礼拝

 4日(木)10:30教区レクイエム(神戸)

 7日(日)10:30聖霊降臨後第4主日聖餐式

14日(日)10:30聖霊降臨後第5主日信徒礼拝

21日(日)10:30聖霊降臨後第6主日聖餐式

28日(日)10:30聖霊降臨後第7主日信徒礼拝

※気温が高い日の礼拝は、教会会館でエアコンをつけて行ないます。

 

2019年6月29日 (土)

教役者修養会

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 6月25日(火)~27日(木)まで教役者修養会が高知で開催されました。今回は、「統合失調症と鬱病について」「ハラスメント講習」など、交わりの時をもつことができました。

2019年6月19日 (水)

夏への準備

0616  当教会の礼拝堂には冷房設備がなく、夏季はエアコンがある教会会館で礼拝をおささげしています。6月16日(日)の礼拝後に夏季の礼拝のための準備を行ないました。

061601  祭壇とカーテンを設置して、7月からの礼拝の準備が完了!

 

 

 

2019年6月 8日 (土)

PCB調査

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6月2日(日)の礼拝後に信徒の有志によって、教会内のPCB調査を行ないました。

当教会の電灯にPCBは一切使用されていませんでした。

2019年6月 1日 (土)

教会便り6月号

かたちあるもの

  司祭 セバスチャン 浪花朋久

 全国の地下に水道管が設置されて50年以上が経ちましたが、近年になって水道管の老朽化が問題となっています。全国の水道管を整備するのには、130年以上かかると報じられています。設備するために一生懸命になってようやく完成したとしても、形あるものはいつか崩れてしまうのです。

バベルの塔

 旧約聖書『創世記』第11章に「バベルの塔」という物語が記されています。ノアの箱舟の後、人間の数が増え、世界中の人々が同じ言葉を話し、文明が発達してレンガとアスファルトを使うようになりました。人々は「さぁ、天まで届く塔のある町を建て、有名になろう。」と語り合い、街に大きな塔を造ろうとします。しかし、これを見た神様が「直ちに彼らの言葉を混乱させ、互いの言葉が聞き分けられぬようにしてしまおう。」と人間たちにバラバラの言葉を使わせるようにしたことで、人々はコミュニケーションが取れなくなり、塔の建築を断念しました。

 人間は、自分たちが作り上げた文明や伝統が世々とこしえに残ると勘違いしてしまい、あたかも自分たちが作り上げた文明や伝統を神様と同等に捉えてしまうことがあります。これがバベルの塔が私たちに語っていることです。つまり人間が作り上げる形ある文化、伝統は必ず滅びる時が来るのです。神様は、人間がこの現実を受け入れられないからこそ、言葉を混乱させることでバベルの塔の建設を断念させたのです。

聖霊降臨日

 一方で、新約聖書『使徒言行録』第2章では、イエス・キリストが天に昇られた後、使徒たちに聖霊が降り、様々な国の言葉を話せるようになりました。その結果、使徒たちは言葉によってイエスのことを世界へ宣べ伝えていきます。使徒たちは、初めから教会を建てることを目的としたのではなく、あくまでもイエスのことを宣べ伝えることを目的としました。かたちあるものに限界があるからです。

 私たちは、無意識の内にかたちあるものにすがります。しかしイエスは、目に見えず、かたちもありません。このイエスが使徒たちに聖霊を与えたように、私たちを目に見えないけれども喜べる救いへと導いてくださるのです。

2019年5月29日 (水)

6月の礼拝・行事予定

 1日(土)11:00 ハラスメント委員会(神戸)

 2日(日)10:30 昇天後主日 聖餐式

 9日(日)10:30 聖霊降臨日 信徒礼拝

16日(日)10:30 三位一体主日 聖餐式

17日(月) 9;15 保育園誕生日礼拝

23日(日)10:30 聖霊降臨後第2主日 信徒礼拝

25日(火)~27日(木)教役者修養会(高知)

30日(日)10:30 聖霊降臨後第3主日 信徒礼拝


2019年5月 1日 (水)

教会だより5月号

わたしたちの時代

  司祭 セバスチャン 浪花朋久

 「私たちの時代は、こうだった」という言葉を、自分より下の世代の人々への説教で使うことがしばしばあるかと思います。しかし若い世代の人々は、自分たちの考え方こそが正しいと思ってしまい、世代の溝は深まるばかりです。どちらの時代の考え方も「その時」は正しいのですが、「その時」が過ぎてしまうと次の世代の人々へは理解されず、「その世代」の人々にしか適応できなくなってしまうこともあるのだと思います。そして誰もが「私たちの時代」という言葉をもって、他の世代の人々に押し付け合うことで、世代を超えた話し合いができなくなってしまうのではないでしょうか。

今あるもの

 新約聖書『マタイによる福音書』第17章には、イエス様の弟子たちが悪霊を追い出せなかった事に対して、イエス様が「なんと信仰のない、よこしまな時代なのか。」(マタイ17章17節)と、時代を嘆かれる場面があります。しかしイエス様は、その後に「昔の方がよかった」ということを仰いません。イエス様は、ご自分がこの世を去った後(昇天した後)、誰も篤い信仰を持てないのではないかと嘆いていらっしゃるのです。つまりイエス様は、「古い」、「新しい」といった次元で物事を見ておられず、「今どの様にするべきか」ということを私たちに語っていらっしゃるのです。

「あれは古い考えだからダメ」とか、「新しい考えは好きではない」といった意見は多くあります。しかし大切なことは、「今」という時代を生きるために何が必要なのかということです。今の時代でも、状況によっては昔の考え方でうまくいくこともあります。また今の時代の感覚でしか考えられない問題もあります。それを判断する力が、「今」を生きる私たちに必要なのだと、イエス様は私たちに語っていらっしゃるのです。

新しい時代へ

 5月1日から令和の時代が始まります。どの様な時代になるかわかりませんが、私たちは「今」を生きています。新しい考え方が多く生まれてくると思いますが、古い考え方の全てが捨てられる訳ではありません。どの場面でどの様な考え方をするのかが、今を生きる最大の力となっていきます。昔と今の調和を実現するイエス様の導きのもと、新しい時代を歩んで参りましょう。

2019年4月30日 (火)

5月の礼拝・行事予定

 5日(日)10:30 復活節第3主日 聖餐式

12日(日)10:30 復活節第4主日 み言葉の礼拝

14日(火)11:00 石見地区牧師・司祭会(仁摩)

19日(日)10:30 復活節第5主日 み言葉の礼拝

20日(月) 9:15 保育園誕生日礼拝

22日(水)10:00 伝道区会計担当者会(米子)

26日(日)10:30 復活節第6主日 聖餐式

 

2019年4月24日 (水)

平成最後のイースター

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 去る4月21日(日)に、イエス・キリストの復活をお祝いする平成最後のイースター聖餐式が執り行われました。約35名の方々と共に、イースターをお祝いすることができました。礼拝後は、教会ホールで祝会が行なわれました。

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