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2009年7月

2009年7月26日 (日)

「教会便り」(09年3月)から

(2009年3月の「教会便り」、【牧師室から】を転載します。…ブログ担当者)

「予期しない出来事の中で」

人生において人は自分の思い通り・期待通りにならないこと、また想定外のことが起きて、大変落ち込み、悲しい思いをすることはよくあります。
同じように新約聖書の有名なエマオの物語(ルカ24:13-35)でもイエス様の弟子達が自分たちの望み通りには行かず、悲しんでいましたが、しかし、その時に「イエス御自身が近づいて来て、一緒に歩き始められた」(ルカ24:15)と書いてあります。けれども、二人の弟子達はその人がイエス様だとは気づかなかったのでした。

「足跡」の詩

このエマオの物語を端的に表している「足跡」という詩があります。
 ある人が、夜、夢をみた。主と共に海辺を歩いている夢を。
彼の人生の様々のシーンが空を横切った。それぞれの場面に応じて、砂の上に二人の足跡があった。一つは彼のもので、もう一つは主の足跡だった。
彼の人生最後のシーンが映し出されたとき、彼は砂の上の足跡を振り返った。彼の人生行路に沿って、しばしばたった一人の足跡しかないのに気がついた。しかもそれは、彼の人生の最も落胆し、最も辛い時期だった。
彼は当惑して主に尋ねた。
 「主よ、わたしがあなたにお従いすると決心したとき、いつも共に歩んでくださるといわれたではありませんか。それなのに、私の人生で最も苦しかったときには、たった一人の足跡しかないのです。わたしには理解できません。わたしが最もあなたを必要としていたときに、どうしてわたしを   お見捨てになったのかということを。」
 主は答えて言われた。
「わたしの大事な大事な子よ、わたしはあなたを愛しており、決してあなたを見捨てることはありません。あなたが試みと苦難の中にあったとき、あなたがたった一人の足跡しか認めなかったとき、それは、わたしがあなたを背負って歩いていたときだったのです。」

「背負ってくださる神様」

私達も日常生活の中で想定外の病気、家族問題、身内の死などに遭遇し、大変苦しみ、悩むという最も辛い時期を過ごす時があります。
しかし、その最も辛い時期、最も落胆している時こそ、イエス様が私達に近づかれて、私達を背負って歩いて慰めてくださるということ、そして「わたしはあなたたちの老いる日まで白髪になるまで、背負って行こう。わたしはあなたたちを造った。わたしが担い、背負い、救い出す」(イザヤ46:4)と語ってくださる神様がおられるということを覚えたいと思います。



2009年7月18日 (土)

「教会便り」(09年2月から)

(2009年2月の「教会便り」、【牧師室から】を転載します。…ブログ担当者)

「人生の苦楽」

ことわざに「楽あれば苦あり、苦あれば楽あり」という言葉やまたイギリスのことわざにも「悲しみと喜びは交互に続く」とあるように誰もが例外なしに程度の差こそあれ、浮き沈みがある波瀾万丈な人生を送っているのではないかと思います。

「脚本家の大石静さん」

脚本家で小説家の大石静さんの人生は正に波瀾万丈の人生で、彼女が24歳の時に喉の癌で手術して、長い病院生活をしてようやく治り、その後、結婚しましたが、しかし、27歳で再び発病しました。
その後、完治して、劇団を結成し、その劇団で作・演出・役者として活躍した後、脚本家として目覚め、後に「オードリー」など話題作を次々と発表し、45歳の時に、NHKの連続テレビ小説の『ふたりっ子』で「橋田賞」と「向田邦子賞」をダブル受賞しました。
しかし、その成功や喜びの合間合間に父親、舅、養母、祖母の介護、その死に立ち会い、多くの悲しみや痛みを体験したのでした。
最近でもテレビ朝日のドラマ「四つの嘘」の脚本を執筆して、大変評判でしたが、しかし、その後彼女の脚本の師匠の死に立ち会うという悲しみの出来事に遭遇し、今もなお波瀾万丈な人生を送っておられます。

「正負の法則」

このことからある人が述べているように「地球はマイナスとプラス、正と負、苦しみがあれば喜びがあるのです。出来事はすべて正と負によっているという正負の法則があるのです」と言えるのではないでしょうか。
 同じように聖書のコヘレトの言葉3:1,4でも「何事にも時があり天の下の出来事にはすべて定められた時がある。…泣く時、笑う時」とある通りです。
そこである人は「人生は両極性から成っています。陰と陽、作用と反作用といった具合で、それは同じ硬貨の両面で、表裏一体なのです。人間の進化のためにそうした表と裏の体験、つまり成功と挫折の双方を体験するように仕組まれた法則があるのです。神性の開発を促すために仕組まれた複雑で入り組んだ法則なのです」と述べています。
私達は山あり谷ありの浮き沈みの人生、交互にやってくる「苦楽」に対してはまず、私達自身の内にある神性が発現し、発揮するためという意味があるということ、そして、悲しみ、苦しみ、挫折や絶望の後には必ず喜びや楽しみがやって来るという希望があること、そのことを私達は覚えたいと思います。

2009年7月 8日 (水)

平野牧師です

(平野牧師です。とても優しい方です。…ブログ担当者)

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【プロフィール】
1967年兵庫県西宮市生まれ。
カトリックの英知大学(現トマス大学)神学部、聖公会神学院を経て、牧師となる。
妻と二人。
趣味はサッカー鑑賞。

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