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2009年11月

2009年11月15日 (日)

「教会便り」(09年8月から)

(2009年8月の「教会便り」、【牧師室から】を転載します。…ブログ担当者)

「気象キャスターの倉嶋厚氏」  

人生において苦難が襲いかかってきた時に私達はその苦難に終わりがなく、 永久に続くのではないかと恐れ、絶望してしまうということがあります。
 元NHK解説委員で気象キャスター・エッセイストの倉嶋厚氏もそうで、倉嶋氏は長年連れ添っていた伴侶の死によって、深い悲しみの底に沈み、そこから徐々に精神的には喪失感、不安、後悔、罪悪感、うつ病という反応が起こり、肉体的にも体重が減り、終わりのないような絶望感に襲われていたことを述べています。
 しかし、そのような倉嶋氏の終わりの無いように見える出来事も周りの人々の協力や時間とともに解決し、後に倉嶋氏は過去の体験を次のように述懐しています。
 「私の命を吹き飛ばすほどの勢いで襲ってきた突風はいつの間にやら、通り過ぎ、果てしなく続くかと思われたどしゃぶりも、知らず知らずのうち にやんでいました。…どん底まで行けば、次の段階が待っているというこ とは、病気に限らず、人生のあらゆる場面において言えるのではないでし ょうか。考えてみれば、気象というものも日々刻々、変化している一方で、大きな目でみれば常に循環しています。『やまない雨は降ったことがない』 という言葉もあるように、永遠に続く晴天もなければ、終わりのない悪天もありません」と自著の『やまない雨はない』の中で述べています。

「一生、悪い時期が続くことはない」

ロード・オブ・ザ・リングという映画に登場する準主役のサムという人物も同じように「夜の後に必ず、朝がまた来るように、どんな暗い闇も永遠に続くことはないのです。新しい日がやってきます。太陽も前にも増し、明るく輝くでしょう」と語っています。
  聖書においても詩編の30編6節で「泣きながら夜を過ごす人にも喜びの歌と共に朝を迎えさせてくださる。
また、同126編5-6節で「涙と共に種を蒔く人は喜びの歌と共に刈り入れる。種の袋を背負い、泣きながら 出て行った人は束ねた穂を背負い 喜びの歌をうたいながら帰ってくる」と記されています。
 私達はたとえ、状況が永遠に続くような不幸や苦難に見えても、エッセイストの浅見帆帆子さんが「一生、悪い時期が続くことはありえない」と言われている通り、私たちの人生の夜の後に必ず、朝がまた来ること、神様によって人生の晴天が必ず訪れるということを覚えて、今後、希望をもって生きていきたいと思います。

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