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2012年7月30日 (月)

「教会便り」2012年8月号より

「大きな苦難、災い、不幸、試練」

 私達は人生を振り返ってみて、大きな苦難、災い、不幸、試練があったからこそ、今の自分があるとか、また成長できたという思いを持つことがあります。
 このことは逆説的に言うと、大きな苦難、災い、不幸、試練は、後にやって来る幸せや喜びの代価・代償とも言えるのではないでしょうか。

「代償先払い」

 松山市のある女性は、お正月のとき、夫を見送ろうと玄関先まで下駄を履いて出て行った際、バランスを崩して、石の上に手を着き、手首が反対側にくっつき、骨折してしまったそうです。
 病院に行くと、正月のため、担当医がいなく、「1週間後に来てください」と言われ、なんの処置もせずに過ごし、1週間後、すでに手の打ちようがなかったそうです。
 その後、骨折したまま2ヶ月経ちましたが、彼女は不平・不満を言わず、逆にありがとうと感謝しているとうれしい出来事がありました。
 それは松山で2百冊ある俳句雑誌の中で、その中でも特に有名な雑誌の巻頭に、彼女の詠んだ5句全部が紹介されたからです。
 その雑誌の巻頭に載るのは、かなりの実力のある人でも生涯に一度あるかどうかというものだそうです。
 さらに驚くべきことに後日、彼女はその手首の痛みもなくなったという奇跡も起こったのでした。
 そこから心理学者の小林正観氏は宇宙には「代償先払い」という法則があって、その法則はトラブルや愚痴を言いたくなるような現象に対して、愚痴や不平不満を言わずにいると、後日、神様からの想像もできないような楽しい出来事・プレゼントが届くと言われています。

「聖書の語る代償先払い」

 聖書ではこのことは表現を変えて「およそ鍛錬というものは、当座は喜ばしいものではなく、悲しいものと思われるのですが、後になるとそれで鍛え上げられた人々に、義という平和に満ちた実を結ばせるのです」(ヘブライ12:11)と記されています。
 ここで、悲しみや苦しみを伴う鍛錬という代償を先に支払うと、その代償と同じ大きさの喜び、楽しみ、幸せが返ってくると語られていると考えられます。
 私達は神様からの楽しい出来事・幸せのプレゼントを頂けるように、難しいですが、愚痴・不平不満を言わずに過ごしていきたいものです。

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