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2013年2月

2013年2月25日 (月)

「教会便り」2013年3月号より

「してもらったこと」

 淀川キリスト教病院名誉ホスピス長の柏木哲夫氏によると、「人生を振り返った時に人は誰かに『してあげた』ことよりも、誰かに『してもらった』ことのほうが多い」と書かれています。
 よくよく考えてみると私達は食べ物の一つをとっても自然界の恵み、多くの人々の働きや支えによって日々の生活を送っていることがわかります。つまり、米や麦、野菜や果物などの植物、牛や豚、鳥や魚などの動物という存在の下に、そこから米や野菜をつくる農家の方々、牛や豚を育てる畜産業の方々、魚を獲ったり育てたりする漁業の方々、そして食物を市場に運ぶ運送業の方々、お店で品物を販売する小売業の方々等などのお蔭で、私たちは日々の生活ができているからです。
 またそれらは太陽、空気、水、大地、海、山、川などに育まれているのは言うまでもありません。

「創造主である神様の恵み」

 その自然界を造られたのは、創造主である神様ですが、この神様に私達が「してもらったこと」「して頂いた」ものは何でしょうか。
 まず言えることは、神様は先程の光、水と空、土と植物、天体、魚と鳥、動物などを創られた方(創世記1:1~25)、そして、それらの創造の目的は「人の住むところとして形作られた」(イザヤ45:18)ことにあると言われています。
 またその創造された地上は人の住まいだけではなく、さらに「天からの雨を降らせて実りの季節を与え、食物を施して、あなたがたの心を喜びで満たしてくださっている」(使徒言行録14:17)という目的でも造られたのでした。
 さらに神様から私達は先程の自然界の恵みを含めて、私たち人間も創造され、そこから私達人間の命、身体、魂、知識、知恵、意志、能力・才能、財産などもすべて神から与えられたもので贈り物と言えます。
 ここから有形、無形のものすべてが、神様から一方的な恵みとして与えられ、その意味ですべては神様に「していただいた」と言えるのではないでしょうか。
 私達は人やものに対して、「してあげた」と思うより、人や自然界から多くのものを「してもらった」ことを覚えること、そして、神様から全てのものを「して頂いた」ということに気づき、感じ、今後、そのことを忘れず、全てのことに感謝して生きていきたいものです。

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