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2016年8月29日 (月)

教会便り 9月号

泣きなさい

 執事 セバスチャン 浪花朋久

 漫画『ドラえもん』の中に「のび太の結婚前夜」とう物語があります。大人になった主人公・のび太くんとヒロイン・しずかちゃんが、結婚する前日のお話です。

物語の終盤、マリッジ・ブルーとなったしずかちゃんは「パパが寂しくなるからお嫁に行くのをやめる。」としずかちゃんパパに泣きつきます。そんなしずかちゃんに対して、しずかちゃんパパは「しずかちゃんと自分が一緒に過ごしてきた思い出があるから、寂しくない。」と諭します。そして、最後に「のび太くんを選んだきみの判断は正しかったと思うよ。あの青年は人のしあわせを願い、人の不幸を悲しむことができる人だ。それがいちばん人間にとってだいじなことなんだからね。」と、のび太くんの良さをしずかちゃんに伝えるのでした。

 この物語は、1999年に映画化され、映画館で見た中学3年生の私は、恥ずかしながら感動のあまり号泣しました。

遠慮しなくていい

 実は、しずかちゃんパパの言葉と非常によく似た言葉が、聖書の中に記されています。それが「喜ぶ者と共に喜び、泣く者と共に泣きなさい。(ローマの信徒への手紙1215節)」という使徒聖パウロの言葉です。この言葉を『ドラえもん』の作者、藤子不二雄が参考にしたのかは定かではありませんが、人間は誰かと一緒に喜ぶだけではなく、一緒に「泣くこと」ができます。それが人間にとって、最高の幸せなのです。

 辛いとき、私たちは大切な人を心配させまいと、泣くことや弱音を吐くことを遠慮してしまいます。しかし、考えてみてください。泣きたいときに、遠慮無く一緒に泣ける相手がいれば、どれほど心強いことでしょうか。大切な人だからこそ、私たちの悲しみを一緒に泣いてくれるのです。しずかちゃんにとって、のび太くんはまさに一緒に悲しんでくれる大切な人だったのです。

最大の理解者

 「大丈夫じゃない!」と言えることは、最大の安心感です。それを家族や友人、愛する人に言えない時は、神様に向かって叫んでみてください。その時、神様はあなたと一緒に大声で泣いてくださり、あなたを悲しみから解放してくださいます。

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