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2016年11月 1日 (火)

教会便り 11月号

変身願望

 執事 セバスチャン 浪花朋久

 111日は、教会の暦で「諸聖徒日」です。信仰の先達者たちの魂の平安を覚える、言わば「お盆」の期節です。しかし、日本ではあまり馴染みがありません。その反面に「諸聖徒日」の前日であるハロウィンが、世間で人気のイベントとなっています。昨年のハロウィンで仮装するための「衣装代」などの経済効果は、約1200億円と言われています。この数値は、クリスマスの経済効果を遙かに上回るものです。なぜ、人々はそこまでして「仮装」にこだわるのでしょうか。

 近年、人々は「みんなが同じ」という生き方に堅苦しさを覚え「自分らしい姿」で社会を生きたい、という想いがあるようです。言わば「今の自分は本当の自分ではない」という想いから「自分の姿を変えたい」という願いにつながっているようです。

ペトロの変身

聖書の中でも、変身を遂げた人物が多くいます。その一人が、イエスの筆頭弟子であるペトロです。ペトロはイエスが自分たちの王様になり、自分たちの生活をより良くしてくれると信じていました。つまり、自分の生活を第一に考えていたのです。しかし、ペトロはイエスが逮捕された瞬間、イエスを見捨てて逃げ出します。挙げ句「この人は、イエスと一緒にいた」と言われると「私は、そんな人を知らない」とイエスを裏切ります。しかし、復活されたイエスと出会ったペトロは、自分の身を守ることを最優先に考えて「イエスなど知らない」と言っていたのに、今度は「イエスは救い主」だと人々に公言するようになったのです。復活のイエスとの出会いによって、ペトロは自分中心の生き方から、神様中心に生きた方へと変身したのです。

今だ!変身だ!

TVのヒーローたちは、ピンチの時に変身して悪者たちをやっつけてくれます。私たちにとって、人生の中のピンチの時は「生き方」を変えるための「変身」の最大のチャンスの時でもあります。「変身」とは、姿形を変えるのではなく、自分中心の生き方から神様中心。つまり、自分だけではなく、自分と人々、そして神様とが一緒に喜び合えるように生きていくことです。そうすることによって、私たちがピンチの時にいつも、神様が助けてくれる確信を得て生きていくことができ、自分ではなく、神様が私たちを守ってくれる安心感の中で、生きていくことが出来るのです。

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