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2018年1月 4日 (木)

教会便り1月号

新しい年・新しい自分

 司祭 セバスチャン 浪花朋久

 新年を迎えると「今年の目標は?」という質問をすること、されることがあると思います。新しい1年の始まりに「今年こそは!」と、新たな自分になろうとする姿勢なのかもしれません。しかし、私たちは新しい自分になろうとしても「○○であるべきだ」という「常識」にとらわれてしまい、結局新しい自分に変わることが出来ないこともあります。「常識」は秩序を保つために守られますが、常識にとらわれすぎてしまうと新しい自分を見失ってしまう、これでは何も変えることができません。

キリストが生まれた理由

 新約聖書のクリスマス物語で、出産間近のマリアには、安全に子どもを産める場所がありませんでした。「宿屋には、彼らの泊まる場所がなかったから」(ルカ2:7)です。そして、マリアとヨセフがたどり着いたのが馬小屋でした。しかしマリアにとって、この出産するのに不適切な場所が「今」安心できる場所となったのです。このマリアの判断こそ、神様が「今」というタイミングでマリアを導かれるきっかけとなったのです。その結果、この世界に新しい王イエスが馬小屋で産声あげました。そして成人したイエスは、昔から続く神様からユダヤ人に与えられた「律法」に固執された世界で、神様からの新しい教えを語られました。それは、昔から続いた「律法」をなくすためではなく、「完成」するためだったのです。つまり「古き良き伝統」であった秩序が、「新しいもの」に生まれ変わることで神様と人間が一緒に喜び合えるようになる、そのためにイエスは、この世界にお生まれになったのです。しかし当時の人々にとって、イエスの判断はすべて非常識でした。だから、最後は妬みによって十字架に付けられたのです。

常識にとらわれない神

私たちの世界は、神様の目から見れば不完全な世界です。今のままでは、神様と人間が一緒に喜び合える世界「神の国」は完成しません。しかし、私たちは完全な世界へと向かうことが出来ます。それが常識にとらわれることなく、人々が喜ぶことを「今」考え、行なうことなのです。マリアたちの非常識な判断によって、人々を苦しみから解き放つ、キリストという新しい王がお生まれになり、神の国が近づきました。そしてイエスも、当時は「非常識」と思われていた考え方や行動によって、人々を苦しみや悲しみから解放されました。これらはマリアとイエスの「今」の判断が神様によって導かれた結果なのです。

常識や経験にとらわれることなく、神様の時を感じることで新しい自分へと変われるように2018年を歩んでいきましょう。

 

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